日産自動車株式会社は、1933年に戸畑鋳物と日本産業の出資を受けた戸畑鋳物株式会社自動車部が自動車製造株式会社として設立され、その翌年に日産自動車株式会社へ社名変更しました。
日産はトヨタと常に国内のトップシェア争いをしてきた屈指のメーカーですが
一時は2兆円あまりの債務を抱える厳しい経営状況となりました。
そのような苦境に立たされながらも1999年にルノーと資本提携し、カルロス・ゴーンCEOのもと、生産拠点の見直しや人員削減などの徹底的なコスト削減、ラインナップやデザインを一身などを行った結果、経営状況は改善し、2013年に負債を完済し、返り咲きを遂げました。
日産にはスカイラインやフェアレディZなど、時代を象徴する名車があり、往年のファンが多くいます。
このような根強いファンが多い日産のスポーツカーのシルビアや180ｓｘ、スカイラインGT-Rなどは海外需要が強く、年式の古い車両でも高額で買取が行われています。
現在、日産の人気車種は、日本初の電気自動車リーフや室内空間が魅力のキューブ、コンパクトカーのマーチ、ミニバン販売台数日本一を達成したセレナ、高級ミニバン、エルグランドです。これらの車種であれば高い買取の査定が期待できます。また各種安全装備（プロパイロットなど）がついている車両なら更なる高額査定・高価買取が期待できます。（『技術の日産』ならではですね）
海外では日産ブランドのほかに高級車ブランド「インフィニティ」、新興国向け低価格ブランド「ダットサン」を展開しています。

最後に！
日産自身が生産していない軽自動車についても、スズキや三菱からOEM供給を受けることで、販売ラインナップに加えています。超－低排出ガス仕様車を最初に発売したほか、車線維持＋車間距離制御のオートドライブを採用するなど、環境や安全への取り組みについてもトヨタやホンダに比べて遜色のないメーカーです。