宮城県内では、悲惨な交通死亡事故が後を絶たないため、時折「交通死亡事故多発緊急事態宣言」というものが発令されることがあります。宮城県では交通事故の防止は、市民一人ひとりが全力を挙げて恒常的に取り組まなければならない重要な課題と認識されています。
市は、交通安全を確保し、尊い市民の命を交通事故から守るため、宮城県の緊急事態宣言のほか、市独自が「交通死亡事故多発緊急事態」を発令することもあります。
交通安全は、宮城県民全ての願いです。
そのような宮城県内には交通事故が発生しやすい交差点が多数存在します。
特に国道４号仙台バイパス六丁目（仙台市若林区）は毎年のように交通事故が発生しています。
その他には根岸交差点や鹿又交差点などがあります。
人身事故が発生した交差点の上位５位（６カ所）は全て仙台市内にあります。
国道２８６号根岸（太白区）交差点、仙台バイパス鹿又（太白区）交差点、県道大衡仙台線北山トンネル入口（青葉区）交差点、荒町（若林区）交差点、仙台バイパス若林（同）交差点、すべてが仙台市内です。
「Ｘ字」に近い六丁目交差点付近は右折、左折車線を含めて１０車線になっており、交通量が多く、右折時に直進する車と衝突する事故が多く発生します。
宮城県警などは対策として国道４号の信号機の表示を改良するなど、直進専用の表示を設けることで直進車と右折車の進行を分け、横断歩道の信号が青の時には右折できないようにし、事故防止に努めています。
その他には根岸交差点では５方向に分かれた複雑な形の交差点なので常時混雑し、追突事故がよく起きてしまいます。
鹿又交差点では通勤時間帯に交通量が増えて、追突事故が多発しています。
北山トンネル入口では自転車との接触事故が例年多く発生します。
宮城県内の人身事故は年々減少傾向にありますが、交差点や交差点付近の事故件数はなかなか減らないのが現状です。
その他、宮城県では夕暮れ時の運転は，日没とともに視界が非常に悪くなるため，発見が遅れるなどの要因から交通事故が増加している点に着目し、「夕暮れ時の交通事故防止運動」ということが行われています。
取り組みの内容としては以下のようなものです。
夕暮れ時の交通事故防止運動
ドライバーの皆さんは，夕暮れ時は，早めにライトを点灯し，信号や速度の制限，一時停止などの交通ルールをしっかり守り，危険を予測して事故を防ぎましょう。
歩行者の皆さんは，外出するときは，明るい色の服装や，反射材の活用を心掛けましょう。
運動の重点
1 早めのライト点灯の推進
2 ライトはハイビームが基本の周知徹底
3 反射材やLEDライトの活用徹底
4 高齢者の交通事故防止
夕暮れ時の事故防止「ラ・ラ・ラ運動」
●ライト・オン ～ Ｌｉｇｈｔ ｏｎ ～ （早めのライト点灯）
●ライト・アップ ～ Ｌｉｇｈｔ ｕｐ ～ （目立つ装備・服装）
●ライト・ケアフル ～ Ｒｉｇｈｔ ｃａｒｅｆｕｌ ～ （右側注意）
このように交通安全運動に取り組んでいる宮城県ですが交通事故の全体件数はなかなか減少していません。
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