高知市内を走る主要な幹線道路は、市内中心部から西部方面への主軸である国道 33号や 56号があり、東部方面への主軸として、国道 32 号、55 号、195 号があります。これらの国道を東西方向の骨格として、南北方向から接続する県道や主要な市道により、高知市の道路網を形成しています。
高速交通体系の整備においては、四国横断自動車道の高松市～須崎市間が一部区間が暫定２車線にて整備済です。また、高知市から安芸市に至る高知東部自動車道は、全線が都市計画決定済であり、今後、高知 IC～高知空港間の整備が急がれます。
自動車交通の地域間流動を見ると、高知市⇔南国市、高知市⇔旧伊野町、高知市⇔旧春野町など高知市に関連した流動が多くなっています。
高知市への通勤・通学流動を見ると、南国市、いの町からの流入が多くなっています。

次に高知市における乗用自動車（普通自動車＋小型自動車＋軽自動車）の保有台数は、増加傾向が続いています。普通自動車及び小型自動車の合計台数は横ばいから微減傾向ですが、軽自動車の増加が著しく、全体として増加する状況となっています。世帯当たりの保有台数は、平成 16 年に 1.0 を超え、自動車社会が進化していることがうかがえます。
その反面、自動車運転免許保有者数は高知県全体では、平成 17 年をピークに減少傾向にありますが、高知市では年々増加しており、保有率は 6 割と超えています。
平成 22 年には 218,341 人となり、少子高齢化が進んでいる中にあって、高齢者の運
転免許保有率が高くなっているものと考えられます。

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