福島県の交通用道路には様々な問題があります。
福島県における道路の現状と課題を、以下のように示しています。
①・全国と比較して福島県の道路改良率、舗装率はかなり低い状況となっています。
・道路改良 率(注 1)・・・全国平均 55.9(%) → 福島県 53.1(%)*全国 30 位
・舗 装 率(注 2)・・・全国平均 76.4(%) → 福島県 63.1(%)*全国 43 位
注 1)全道路延長に対する車道幅員 5.5m 以上の道路延長
注 2)全道路延長に対する舗装済の道路延長
福島県における道路改良率および舗装率は全国と比較して低い水準にあり、安全かつ快適な交通環境が確保されておらず、特に積雪地域の山地部を中心とした道路の交通環境改善が課題となっています。
②・県内に多くの通行不能区間や、異常気象時における通行規制区間があり、県民の 生活に支障をきたしています。
・通行不能区間・・・・・・・・ 25 箇所、L= 92.2km
・冬期交通不能区間・・・・・・ 57 箇所、L= 405.2km
・異常気象時通行規制区間・・・164 箇所、L=1,135.6km
*通行不能、通行規制がある区間は、国、県管理道路の約 22%。(H14.3 月現在)
多くの通行不能区間等の存在により、地域間交流や連携が妨げられており、高速道路
等規格の高い道路整備や積雪地域の山地部を中心とした道路の交通環境改善が課題となっています。
③・公共交通機関の発達していない福島県においては、自動車への依存率が全国に比べ高い状況にあります。
・バス、鉄道などの公共交通機関の利用しやすさについて県民の約半数が不満を持っている現況にあります。
自動車への依存率が全国と比較して高い福島県では、都市部および幹線道路を中心に自動車の過度な集中による渋滞や交通事故が発生しており、都市部の幹線道路をはじめとした渋滞解消および交通事故対策が課題となっています。
④・県内の主要 4 都市(福島市、郡山市、いわき市、会津若松市他)においては、 朝・夕の通勤通学時などに渋滞が激しい状況にあります。
通勤通学時の著しい交通集中により、県内の主要都市を中心に渋滞ポイント(渋滞が発生している箇所)が存在しており、都市部をはじめとした渋滞ポイントの解消が課題 となっています。
⑤・病院の統廃合が進む中で、道路の未整備により救急車の速達性・定時制の確保 が不十分です。
救急自動車の平均収容所要時間(平成 11 年救急救助の現況・自治省)
・全国平均・・・27.1 分
・福島県・・・・28.9 分
県内において高次救急医療施設への 60 分到達エリア(サービス圏)に地域格差が存在しており、高次救急医療サービス圏の拡大が課題となっています。
⑥・相双地方、会津地方で高速道路等規格の高い幹線道路網が未整備な状況にあります。 規格の高い幹線道路の IC30分アクセス可能圏域
・県全体面積の約 59(%) ・県内 90 市町村のうち 61 市町村
高速道路等規格の高い道路網が未整備状況にあるため、高速道路へのアクセス利便性に地域格差が存在しており、高速道路等の整備が課題となっています。
⑦・高齢化が急速に進展しており、老人医療、介護医療を支援する道路整備が不十分です。
・中山間地域においては、過疎化に伴う学校統合によるスクールバス運行や、高齢者などのデイサービス等に支障をきたしています。
◆65 歳以上人口比率(H13 版県勢要覧)
・全国 16.7(%) ・福島県 19.7(%)
◆過疎地域に指定されている市町村の割合(H14.3.31 現在)
・全国 40.3(%) ・福島県 43.3(%)
中山間地域における高齢者への医療サービス充実を図るために、高次救急医療施設サービス圏の拡大が課題となっています。
⑧・通勤、通学路となる道路の歩道の整備がまだまだ不十分であり、交通安全の確保が図られていない箇所が多い状況となっています。
・歩道設置率・・・福島県 40.8(%)、東北 6 県 56.0(%)、全国 58.4(%)
福島県の通学路歩道整備状況は全国と比較して低く、通学児童が危険にさらされており、通学路歩道整備による安全な歩行空間の拡大が課題となっています。
⑨・福島県の人口あたり交通事故件数は、全国平均の約1.7倍と高い状況となっています。 また、事故危険箇所は全国で3,956箇所指定されているなか、うち福島県は東北で最多の60箇所が指定となっています。
・人口あたりの交通事故件数(直轄国道のみ)・・・・全国 9.4 件/万人、福島県 15.8 件/万人
・事故危険箇所とは、10年に1度以上の確立で死亡事故が発生するおそれの高い箇所などをさします。
速度低下区間で発生する高い事故率、交通事故が発生した際の高い死亡率等に対応した重点的な交通事故対策が課題となっています。
⑩・防災点検により対策が必要な箇所は、3,271 箇所と非常に多く、道路交通上の安全が確保されていない箇所が多い状況となっています。
・国道 775 箇所(解消率 24%) ・県道 2496 箇所(解消率 8%)
・合計 3271 箇所(解消率 12%)
落石や雪崩等により道路交通上の安全が確保されていない箇所が多く、冬期交通環境の改善や道路情報案内板設置および高度な情報管理が課題となっています。
⑪・現在供用している道路において構造物の劣化が激しく、至急の改築もしくは補修が必要となっている箇所があります。
老朽構造物等の改築または補修が必要な箇所が多く、点検等とあわせて高度な情報管理が課題となっています。
以上の様に福島県の道路は都市部や中山間地域において様々な問題を抱えています。つまり、福島県は他府県に比べ交通事故の危険が多く潜んでいる道路が数多くあります。
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